■目次
- 七五三の日
- お参りとご祈祷
- お日柄(六曜)
1七五三の日
■七五三の日っていつ?
「七五三の日」というものがあるのはご存知でしょうか。
実は11月15日が「七五三の日」となっているのです。成人の日と同じく七五三の日もカレンダーに書いてあるので、日付をご存知の方もいらっしゃるでしょう。
昔からそう言われてきましたが、ではなぜ11月15日が七五三の日なのでしょうか。
七五三の日の由来
諸説ありますが、江戸時代に三代将軍の徳川家光の袴着の儀が行われた日が由来しているという説が有名です。
「袴着(はかまぎ)の儀」というのは五歳のお祝いのことです。数えで五歳からは袴の着用が許されていたので、五歳になって袴を着用し始めることを祝うのが五つのお祝いでした。
他にも五代将軍綱吉の袴着の儀であるという説もあります。つまり将軍たちの袴着の儀を大きく祝ったのが庶民に広まったと考えられています。ですので、江戸時代初期ごろから七五三は11月15日に行なうようになったと言われています。
なぜ11月15日なのか
まず11月というのは旧暦において特別な月だったからです。年に干支が割り当てられているように、実は月にも干支が割り当てられています。旧暦の11月は冬至を含んでおり、一つの境とされていました。ですので十二支の中で一番初めに来る「子の月」だったのです。
また、旧暦で15日は満月の日になります。子の月の満月の日に大切な子供の儀式を行なっていたわけです。
ちなみに11月15日という日にちには他にも様々な説があります。
旧暦の15日は二十八宿の鬼宿日と呼ばれており、鬼が出歩かない日とされていました。ですのでこの日は何をするにも吉であると信じられていました。また、旧暦の11月はその年の収穫を神に感謝する月でもあったので、その月の15日にお祝いするという説もあります。
いずれにしても、縁起のよい日にちというわけです。
■七五三のお祝い
昔からの慣習や地域によって様々ありますが、その年齢まで成長したことを祝うのが七五三のお祝いです。
現在では、具体的に七五三とはどういったお祝いをするのでしょうか。
神社お参り
七五三のお祝いでは、多くの方が神社へお参りに行かれることと思います。
参拝されたりご祈祷をされたりという方が一般的です。
ご親族での会食
成長のお祝いをご親族でされる場合、せっかくですのでお参りと合わせて皆様でお食事をされることもあります。なかなか外で会食というのも難しいかもしれませんが、レストランなどを利用する際は予約しておくとスムーズでしょう。
記念撮影
着物を着たお子様の写真を撮ったり、お出かけの様子をビデオカメラで撮影したりと、もしかするとお父さんは大忙しかもしれません。
自分たちでは撮れない写真を残すために、スタジオで撮影される方もいらっしゃいます。前撮りで早めに撮影を済ませておくのもおすすめです。
2お参りとご祈祷
■お参りについて
七五三といえば、神社に着物でお参りに行って…というイメージを持たれていると思います。お参りはどういった準備をしていけば良いのでしょうか。
お参り時期
まずお参りは七五三の日に行けばいいのでしょうか?
もちろん七五三の日にお参りに行かれる方もいらっしゃいますが、一般的には10月〜11月が七五三シーズンと言われています。
最近では混み合う時期を避けて、9月にお参りに行かれる方もいらっしゃいます。神社によって、受付時期は異なるので事前に確認しておきましょう。
参拝のみであれば春の時期にお参りを済まされるのも良いですね。
■ご祈祷について
神社で受けることのできるご祈祷ですが、最近では参拝だけで済まされる方もいらっしゃいます。
大切なことはお子様の成長をご家族でお祝いすることですので、ご祈祷を受けるかどうかはご家族でご相談ください。もちろんその日のお子様の体調も優先してあげてくださいね。
ご祈祷の予約
ご祈祷を受ける場合は、受付に記帳する際に祈祷料を納めます。
神社によっては予約が必要な場合や、予約ができない場合がありますので事前に確認しておきましょう。
■ご祈祷は必ずしたほうがいい?
前述した通り、参拝だけで済まされる方もいらっしゃいます。子供の成長を感謝し加護を祈るといのがご祈祷ですが、数え年の三歳・五歳・七歳はそれぞれ厄年にあたり、参拝し厄除けを受けるという意味で神社にお参りに行くという考え方もあります。地方によってはこのあたりの考え方や祝う年齢が違う場合などもあります。
3お日柄(六曜)
六曜とはお日柄のことで、大安や仏滅など耳にすることも多いと思います。
今ではあまり六曜を気にされない方も増えてきましたが、カレンダーにも書いてあるので、ぜひその意味も知っておきたいですよね。
先勝(さきがち・せんしょう)
「先んずれば勝つ」とされており、時間帯では午前は「吉」、午後は「凶」と分けられます。
この日は万事急ぐことが良いとされています。
友引(ともびき)
凶事に友を引くという意味があるので、葬儀などには向かない日です。
しかし一方では婚礼などには良い日とされています。
時間帯では午前は「吉」、正午のみ「凶」、夕方は「大吉」となっています。
先負(さきまけ・せんぷ)
先勝の逆で「先んずれば負け」の日です。時間帯では午前中は「凶」、午後は「吉」です。
さらに何事も慌てず控えめにすることが「吉」とされています
仏滅(ぶつめつ)
仏も滅亡するような最悪な日と言うことで、何事も慎むべしとされています。
しかし六曜を気にしないのであれば、実は予約などは取りやすい日かと思います。
結婚式場などでは、仏滅の日は割引になるキャンペーンをしていたりすることもあります。
大安(たいあん)
大いに安しの意味で万事において「吉」とされています。
祝い事には特に良い日とされていて、その日1日が「吉日」となります。
赤口(しゃっこう・せきぐち)
赤口神という鬼神が人々を悩ます日として、厄日とされています。
鬼の休む時間である正午のみ「吉」ですので、この日に何かするのであれば正午がおすすめです。
いろんな習わしや風習がありますが、
子どもの成長を祝う親家族の気持ちが何より最も大切ですね。
そして、753記念を通して、ご家族の思い出をいっぱい作ってください。
きっとお子様が大きく成長された時に新しいご家族も増えて、その時の思い出話に花が咲くのではないでしょうか。
私たち小林写真館・スタジオストーリーはそんなご家族様の思い出づくりのお手伝いを一生懸命にしています。
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